Perinatal Pediatric Space Medicine association (PPSM)

~団体理念~

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~団体理念~

周産期小児宇宙医学協会 PPSMとは】

  • 現在, 小児医学に携わっており, 今後, 宇宙医学に関わりたいと考えている学生や医師
  • すでに宇宙医学を研究しており、小児科分野にも興味のある研究者
  • 将来, 宇宙に行ってみたい子ども達
  • 将来, 子どもが宇宙に行くことについての安全性が心配な親御さん

を対象に, 小児の宇宙医学についての知識を広げ, 子ども達が安全に,そして安心して宇宙で活躍できる社会を作るための働きかけを行う組織です.

【小児の宇宙医学の現在とこれから】

PPMSを設立した2021年現在, 小児の宇宙医学の研究はまだ, 成人の宇宙医学の研究と比較して未開拓なままです. 特に, 小児の宇宙飛行や宇宙での滞在についての研究は, 宇宙環境によって起こり得る有害事象や倫理的な問題のために, なかなか研究が進ません.

しかし, 2021年に成人分野で商業宇宙飛行が世界で立て続けに成功し, NASA2024年に有人月着陸, 2028年に月基地の建設, 2033年に火星の有人探査を予定している事からも分かるように宇宙開発技術は確実に進んでいます. 子どもが宇宙に行く時代, 人類が地球以外の惑星に住み始める時代が確実に近付いて来ているのです.

だからこそ, 今のうちから子どもが安全に宇宙へ行けるように準備する必要があり, 年齢や立場, 職種を問わずこの研究会に参加して下さる皆さんと一緒に, 宇宙医学の知識を共有し, 様々な視点から小児の宇宙飛行と滞在についてのアイディアやリスクマネジメントについて考えていきたいと思います.

【小児科医としての小児宇宙医学に対する思い】

宇宙医学を扱う小児科医として以下の視点も大事にしたいと考えます。

  •  宇宙医学から地球上の子ども達の予防医学を導く
  •  (主に周産期領域における)国際宇宙ステーション・宇宙生活の医療体制の整備
  •  病気やハンディ―キャップを抱えていても子どもが安全に宇宙へ行けるシステムを作る

【最後に】

小児宇宙医学の発展のためには, これからの時代を担う若い皆さんの力, 子どもの未来のための職種にとらわれない連携, 国際協力が欠かせません.
この組織を通して, 世界中の皆さんと「子どもが安全に宇宙で活躍できる社会」を創造し, 実現に向けて共に動き出しましょう.